99.9.1(北アルプス)穂高岳の高山植物・山野草1 |
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北アルプス穂高岳のハイライト前穂高岳と奥穂岳の高山植物を紹介する。 岩の殿堂として、北アルプスの中でも最もポピュラーな穂高岳は西穂・前穂・奥穂・涸沢岳・北穂と続く岩稜の縦走コースである。岩稜の山であり、高山植物は少ないと思われがちだが、岩の間に可憐に咲く花が結構ある。 今回は2泊3日で縦走可能で富士山・北岳に続く日本第3位の高峰である奥穂高岳及び前穂高岳を擁するコースを縦走し高山植物・山野草を撮影した。 99年8月12日から14日は折しも熱帯低気圧が発生し、大雨で関東地方は水の事故が多発する状況にあった。北アルプスも、大雨とはならなかったがとても御来光を期待できる天候では無かった。しかし中日の13日午前中は朝から陽が射し、何とか各山々が展望できたラッキーな半日であった。 高山植物・山野草もかなりの種類が楽しめた。岳沢から涸沢・上高地と穂高のアプローチは種類も多い。 交通;東京・名古屋・浜松方面からは中央高速から長野自動車道に入り、松本インターで下り国道158号線を上高地方面へ約35km走り、沢渡(さわんど)の有料駐車場(1日500円約)に駐車しバスかタクシーで上高地に入る(4人以上纏まればタクシーでも費用は変わらない)。お盆のハイシーズンは上高地までの道路はかなり混雑する。 参考コース(夏山);コースは、岳沢からと涸沢からの両コース考えられるが、山小屋の配置からすると1日目に岳沢ヒュッテに泊まる方が比較的楽と思われる。 1日目;上高地のお昼頃に入る。河童橋から岳沢橋を通り岳沢ヒュッテまで約3.5時間。岳沢ヒュッテ泊。 2日目;岳沢ヒュッテから重太郎新道を紀美子平迄約3時間。紀美子平にザックを置き約1時間で前穂岳山頂迄を往復する。紀美子平から吊尾根を奥穂岳山頂迄約3時間。奥穂山頂で展望を楽しみ、穂高岳山荘迄約1時間、雨に濡れた日は慎重に下る。特に穂高岳山荘直前の急な下りは要注意。 Nikon FM2 AFマイクロニッコール105mm F2.8D・RDP2 ![]() ダイモンジソウ ![]() エゾリンドウ ![]() ゴゼンタチバナ ![]() ハクサンフウロ ![]() ヒメシャジン ![]() イワツメグサ ![]() クモマグサ ![]() コケモモ ![]() クガイソウ ![]() ミソガワソウ ![]() ミヤマシキミ ![]() ヤマホトトギスは花びらの赤紫斑がほとんど無く、 ホトトギスは花びら内側中心部周辺に黄斑点がある。 ヤマジノホトトギスの花びらはほとんど上向きで ヤマホトトギスのように反り返らない。 |